象潟 ― 象潟や雨に西施がねぶの花

6月15日(陽暦7月31日)、象潟に出発したが、吹浦の手前から雨が激しくなり、吹浦に泊りました。

 6月16日(陽暦8月1日)強く、途中、船小屋に入って休んで、昼、塩越に着きました。佐々木孫左衛門を尋ねて休み、土地の祭礼のため向屋を借りて宿にしました。象潟橋まで行き雨暮の景色を見ました。

蚶満寺山門


 6月17日(陽暦8月2日)、朝食後、皇宮山蚶満寺へ出かけました。道すがら眺望しながら行きました。蚶満寺から帰って、祭りの神輿渡御を見て、熊野権現社へ行って踊り等を見物しました。夕食後、船で江上に出ました。

象潟は、陥没によって生じた入江で、湾内に九十九島・八十八潟の景勝があり、松島と並んで奥羽の二大名勝と称されていました。文化元年(1804)6月4日の大地震で湖底が降起し桑田となってしまいました。

6月18日(陽暦8月3日)、快晴、早朝に象潟橋まで出かけて鳥海山の晴嵐を見ました。朝食後、酒田に向けて出発しました。東風が吹いて、山も海も快適でした。夕暮ごろ、酒田の玄順亭に戻りました。

芭蕉像 「奥の細道」蚶満寺の標柱 西施像
「おくのほそ道」出羽路の芭蕉Top