『おくのほそ道』出羽路の芭蕉

                    尾花沢市歴史散歩の会専任講師 梅 津  保 一   

 松尾芭蕉の『おくのほそ道』出羽路の旅は、最上町堺田に入った元禄2(1689)年5月15日(陽暦7月1日)から温海町鼠ヶ関を越えた6月27日(陽暦8月12日)までの43日間です。出羽路の自然と人びとが、旅人芭蕉をどうもてなし、芭蕉がそれにどうこたえたのか、芭蕉に随行した曾良の『随行日記』を手がかりに追跡してみましょう。

尿前の関跡 宝珠山立石寺 出羽三山合祭殿 月山山頂
 堺田の封人の家 ― 蚤虱馬の尿する枕もと
 山刀伐峠を越えて尾花沢へ
 尾花沢 ― 涼しさをわが宿にしてねまるなり
 山寺立石寺 ― 閑さや岩にしみ入蝉の聲
 大石田 ― さみだれをあつめてすゞしもがみ川
 新庄 ― 風の香も南に近し最上川
 最上川舟下り ― 五月雨をあつめて早し最上川
 出羽三山 ― 涼しさやほの三日月の羽黒山
 鶴岡 ― めずらしや山を出羽の初茄子
 酒田 ― 暑き日を海に入れたり最上川
 象潟 ― 象潟や雨に西施がねぶの花
 酒田に戻る ― あつみ山や吹浦かけて夕涼み
 浜街道 ― 鼠ケ関 ― 越後路へ

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