出羽三山 ― 涼しさやほの三日月の羽黒山 |
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6月3日、羽黒山に登る。図司左吉といふ者を尋ねて、別当代会覚阿闍梨に謁す。南谷の別院に宿りして、憐愍の情こまやかにあるじせらる。
ありがたや雪をかをらす南谷
(角川文庫本『おくのほそ道』) |
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羽黒山山頂の合祭殿 | |||
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平将門創建という 素木作りの羽黒山五重塔 |
建治の大鐘と鐘楼堂 | 蜂子皇子(能除太子)の墓 | |
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羽黒神社と書いて「いけのみたま」と いわれる鏡池 |
南谷の芭蕉句碑 | 羽黒山の杉並木と石段 | |
6月6日(陽暦7月22日)、晴。月山に登りました。月山権現に参拝し、頂上の泊り小屋である角兵衛小屋に泊りました。 6月7日(陽暦7月23日)、月山から湯殿山に下りました。昼近く月山に戻り、昼食して下山しました。四合目の強清水まで南谷の役僧光明坊が弁当を持参して「逆迎え(神仏として出迎えすること)」してくれました。 芭蕉は、修験道の白装束で強力に導かれて三山を掛け、宗教的な神秘にふれ深い感銘を得たので、『おくのほそ道』の出羽三山の条に四句ならべたのでしょう。 6月8日(陽暦7月24日)、会覚が尋ねてきました。 6月9日(陽暦7月25日)、断食しました。昼、注連をはずして精進おろしをしました。会覚が飯や銘酒を持参して尋ね、先日来の歌仙を完成しました。 |
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月山神社本宮 | 名刀「月山」由来の鍛冶神社 | 月山山頂の芭蕉句碑 | |
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湯殿山神社の大鳥居 | 湯殿山神社 | 月光坂の鉄梯子 | |
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湯殿山神社の足湯 | 夏でも雪渓残る月山山頂付近 | 湯殿山神社足湯の出湯大神 |